2010/08/15

Harry Potter英文版書籍のFont

音楽ブログ「Essence of Your Soul」で、英語力向上のために「Harry Potter」の英語版を読破する宣言をしたのが2007年9月(http://bit.ly/deWHvR)、あれから約3年経ちましたが、マイペースながらも映画公開の前になんとかその巻を読み終えるというペースで、現在7冊目の最終巻中盤まで到達しました。この冬の映画公開までに、何とか最後まで読破したいです。

この英文版Harry Potterで使用されているテキストのfontは「ITC Berkeley Old Style」です。 Berkeley(バークリー)の特徴は小文字の「e」の真ん中の線が右上がり斜めになっているところです。また、数字の「7」にも特徴があり、個人的には魔法使いの帽子や、魔法の杖が描く弧、さらにはHarry Potterの額の傷を思い出させる「7」だなと、楽しい気持ちになります。

この「e」の特徴を持つ書体は他にもあります。私が仕事でよく使う「ITC Giovanni」も「e」の形がよく似ていたため、初めはGiovanniと勘違いしました。しかし「7」は全然違います。

また、決定的な違いは、クウォーテーションマーク、アポストロフィー、コンマなどのPunctuationのマークです(以下の例だと「P」の違いもよくわかります)。


ITC Berkeley Oldstyleは、1938年 Frederick Goudy氏によるデザイン、その後Tony Stan氏によりデジタル版として復活したフォントです。
ITC Giovaniは、1989年 Robert Slimbach氏によるデザイン、コンピュータでもきれいに表示されるように工夫されているフォントです。
どちらも英文本文組版に向いています。
 (参考:Fonts.com